雲南石林

雲南石林はカルストの典型的な作品である。カルストは地質地形の名称であり、この名称は、現在のスロベニア南西部から始まりイタリア東北部まで広がる石灰岩高原地域に由来する。19世紀後半、ユーゴスラビアの地質学者は、この地域で発達する様々な独特な地形を幅広く研究し、その地名でこのような地形を命名した。以後カルストという言葉は世界通用の地質学術用語になった。中国ではカルスト地形は岩溶地形とも呼ばれている。

広西桂林

貴州荔波大七穴凱旋門

荔波小七穴

カルスト地形は世界で最も普遍的な地形だが、形が最も豊富で、地球総面積の約10%を占めている。わが国のカルスト地形は約200万平方キロメートルで、そのうち130万平方キロメートルは地表カルストで、70万平方キロメートルは地下カルストである。カルスト地形は中国の各省区に分布していますが、そのほとんどが南方地域にある。その中でも特に広西、貴州、雲南、重慶などでの分布が最も広い。

武隆天生三橋

武隆芙蓉洞

雲南石林カルストの形態は非常に豊富で、剣状、柱状、塔状及び錐状の峰叢、ウバーレ、漏斗、天生橋、断崖滝、高原溶食湖などの地表カルストだけでなく、地下水流、鍾乳洞、石鐘乳、鍾乳柱、石幔、泉華などの地下カルストもあるため、石林はカルスト地形博物館とも言われている。

石林景勝地