大太鼓踊り

サニ大太鼓踊りは、清朝以前に、凱旋した戦士を歓迎するために踊った戦争踊りだったが、その後、サニの老人の葬儀を行う時に踊る祭祀踊りに変わった。建国後、サニ大太鼓踊りは舞台に上がり、文芸演目になった。ダンサーは六人から八人まで、その人数に制限がない。大太鼓を背負う者も居れば、大きなシンバルやどらを持つ者もいる。ダンサーは輪になってシンバルを叩き、どらを鳴らし、手の舞い足の踏む所を知らず喜ぶ。シンバルや太鼓の音に合わせて、リズミカルに踊り、三歩ずつ回って、情緒が高揚している。

太鼓が人々の心を奮い立たせる

ここ数年、石林の文芸従事者は大太鼓踊りを数十人、百人以上の女性による集団踊りにアレンジした。大太鼓を背負う英姿颯爽のサニ女子が四角い隊列を作って、盛大なイベントや祝典でパフォーマンスをする。太鼓の音が耳を奮い立たせ、踊る姿が力強く逞しく、目にも鮮やかな景色になっている。

小さなドラマー