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著者: ソース: 更新:2019-04-28
サニ人の恋愛はとても自由である。昔は男女を問わず、十四五歳になるともう家に住まず、同性の仲間と一緒に空いた家を仮住まいとして住んでいる。男性青年が住むところは「男公舎」、女性青年が住むところは「女公舎」と呼ばれている。公舎で使う布団や道具は住宅の人たちが集まったものである。公舎は人数制限がなく、多い方もあれば、少ない方もある。通常、女公舎のほうが人数が多い。
公舎に住む人々は隣同士や自分と同じ血縁関係を持つ同輩が一般的であるから、恋愛話をする時、非常に便利である。異性を自分が住む公舎へ遊びに誘う場合、公舎の同居人の血縁者を誘ってはならないから。
公房はサニの青年が情愛を語る重要な場所である。夜のとばりが降りるたびに、男性青年たちはみんな「女公舎」に遊びに行く。恋歌を歌う人もいれば、大三味線や小三味線を踊る人もいる。そして賑やかな歌や演奏で合奏する人もいる。男女たちは押し合いながら、様々な接触で、互いに感情的基礎を築く。ある程度の感情的基礎ができたら、男性青年は女性青年を「男公舎」へ遊びに誘ってもいい。
男性青年は村内のいずれかの「女公房」に遊びに娯楽に行ってもいいが、よそ村の「女公房」に行きたい場合、当村の青年と連絡を取らなければならない。軽率によそ村の「女公房」に行くと、襲われることになる。逆に、当村の男性と連絡を取って行く場合、或いは招待された「賓客」の場合、親切に歓迎され、村一番の娘と一緒に忘れられない美しい夜を過ごすことができる。
恋の種は花が咲いた。男女青年が互をパートナーと個人的に決めたら、男性青年は自分の願望を父親或いは兄に伝え、そして父親が男性青年の母親とその他の親戚や友人に伝える。男性青年が直接に母親や姉妹に結婚の話をしてはならない。
家族は男性青年の選択に賛成すれば、仲人を招き、女性の側に縁談を持ち込ませる。仲人は口上手で人付き合いのよい中高年者が一般的である。相手の女性の側と仲のいい人を仲人にしたほうが、感情面を考慮して、女性の側と話しやすい。
仲人が女性側に縁談を持ち込むのは夜が一般的である。初めて行く時は、まず感情的な交流で、正式な話(縁談)はしない。二回目から縁談を持ち込み、男性側の長所と短所を紹介するが、女性側に縁談を受け入れるために、
主に男性側の長所を紹介する。三回目は、仲人はお酒一本を持っていき、引き続き男性側の状況を紹介し、お酒を残し、数日の間を置く。第四回時、双方は多く語らず、面子が立たない言葉をお酒で表す。仲人が女性の家を離れる時、仲人に酒の瓶を持って行かせたら、縁談が破断になるが、そうでなければ、縁談成立になる。残りは今度また来て、結婚日や結婚式の規模などを決めることだ。
サニ人の結婚式は「酒飲み」と呼ばれる。昔、結婚式でお酒を二回飲むという。
一回目は婚約の儀式で、「小酒飲み」と呼ばれる。仲人が縁談を持込結婚が決まったら、「小酒飲み」を行う。参加者は女性側の叔父(父の兄と母の兄弟)など関係の親しい目上の人である。宴会は仲人や男性側の兄弟などが取り仕切り、当事者の男性は顔を出してはならない。「小酒飲み」儀式は夜に行われる。
正式な結婚式は「大酒飲み」と呼ばれ、冬や春の農閑期に、「黄道吉日」を選んで行うのが一般的である。披露宴は初日の夕食と翌日の朝食の二食を奢る。食事は全部男性側が用意する。
男性側の仲人、新郎、新郎の兄弟と友達が結婚式を取り仕切る。結婚を取り仕切るチームがペアを組まなければならない。披露宴で使う食品は男性側が担いで運んでいく。女性側に着いたら、娘たちはドアをしっかりと塞ぎ、門外に拒みしばらく歌のやりとりをしてからやっと中に入れる。門外にいる時間の長さを問わず、男たちは天秤棒でかつぐ荷物を地面に置いてはならない。
新郎が部屋に入ると、娘たちは事前に用意した「鍋灰」を新郎一団の顔に塗りつける。必死に防御したが重荷を背負っている彼らは、娘たちの相手になれず、やられるがままだ。顔が黒くなった若者たちは喜んで結婚披露宴の料理を用意する。夜、宴会が終わり、お客さんたちは男性側と女性側の歌合戦を待っている。両方の出場歌手も只者ではなく、次から次へと歌い、夜を徹しても、勝負がつかない。
翌日朝の披露宴は女性側が取り仕切る。新郎一団は主客転倒し、堂々と座り、女性側の娘たちの懇切なおもてなしを待つ。この時、若者たちは初日の黒顔の「敵」を取るためのチャンスを狙う。若者たちの「仕返し」の願いが次々と叶ったが、娘たちはホームの優勢を頼りに、更に効果的な「報復」を施し、若者たちがちっともうまい汁を吸えない。こうして遊んで騒ぎながら、また愛の種が播かれたのかもしれない。
昼食会が終わり、花嫁側の娘たちが新婦の同行隊を結成し、花嫁に付き添って新郎側の家に帰る。これで結婚式が終わった。