密枝祭の刺股踊り（写真はネットから転用）

刺股踊りは昆明市石林イ族自治県サニ集落に広く伝えられる伝統舞踊であり、石林イ族サニ人集住地域で広く伝わっている。

「刺股」は昔サニ男子が狩猟に使う自制の狩猟武器だった。大昔、サニ男子たちはよく山で狩りをし、獲物を狩った後、たき火を起こして獲物を焼き、自分たちの労働成果を分かち合っていた。彼らは食べながら歌い、歌っているうちに、刺股を手にする人が歌声に合わせて踊り始めた。それが徐々に「刺股踊り」に進化し、代々引き継がれて今に至っている。

圭山刺股踊り（昂貴撮影）

通常「刺股踊り」は祝祭日に上演され、民間では二人或いは四人がペアで踊るのが一般的である。その動作が比較的に豊富で、刺股回り、刺股転がり、刺股投げ、足回り、足蹴りなどの動作がある。パフォーマンスは主に狩猟と戦う場面をめぐって、サニ男子の猛々しいさと力強い精神を表現している。

サニ刺股踊りパフォーマンス（侍偉撮影）

石林県内において、「刺股踊り」は大衆基礎が広範で、芸術性と観賞性を備えている。「刺股踊り」を代表とする舞踊は民族風格と地方特徴がより際たち、石林県では一定の影響力がある。

2005年、「刺股踊り」（伝統舞踊）は昆明市人民政府（昆政复【2005】57号）の許可を得て、第一陣となる昆明市無形文化遺産保護リストに登録された。