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著者:李竹梅 ソース:『路南民間民話』より 更新:2019-04-28
大畳水の風景を存分に楽しんだ人が多いが、その由来を知っている人は少ないかもしれない。魅力的な風景を誇る大畳水について、今でもこのような美しい伝説が伝えられている。
むかしむかし、山紫水明で、野の花が至るところに咲き誇る山里があった。ここの人民がとても勤勉で、不自由ない生活をしていた。
村には、美しくて器用で布織りが上手な娘がいた。彼女には両親がないため、布を織って生活していた。この娘が織った布は、糸が繋がり針目が繊細なので、街の市場に持っていけば、あっという間に完売される。このようにして、彼女の生活はどうにかやっていける。多く稼いたら、彼女はその中から一部のお金を取り出して村の貧民に送る。困っている人がいれば、彼女はできる限りやっていた。そのため、村の人々は彼女が大好きで、いつも心が優しいと褒めていた。
この村には、醜くて残忍なお金持ちがいた。彼の畑仕事もせずぶらぶら遊ぶだけなのに、部屋いっぱの金銀財宝を持っている。村に布織りが上手で美しい娘がいるのを見た彼は、悪知恵を働かせ、彼女に布を織らせるだけで大金を稼ぐことができると思った。彼は考えれば考えるほど嬉しくなって、彼女のことを簡単に手に入れる稼ぎ頭と思い、何人かの家来にその娘を奪い取ろうと命じた。そのお金持ちの侍女がこのことを知ったら、急いで娘の家に行ってそれを伝えた。娘はそれを聞いて、憤慨のあまり「この極悪非道の金持ち、絶対にうちに入らせない」と言いながら、棍棒を持って金持ちのところに突き進もうとした。侍女は慌て娘を引き止め「あなた独力で、あの人たちの相手にはなれない。私から見れば、やはり外に隠れて、彼が諦めたらまた戻ればいい。」と勧めた。この時、そのことを聞いて駆けつけた何人かの同郷人も、しばらく隠れるように勧めた。みんなのことを聞いた彼女は、それを受け入れた。彼女は自分が織った布を糸も残さずに全部片付け、同郷人に別れを告げ、村を飛び出した。
この村には、醜くて残忍なお金持ちがいた。彼の畑仕事もせずぶらぶら遊ぶだけなのに、部屋いっぱの金銀財宝を持っている。村に布織りが上手で美しい娘がいるのを見た彼は、悪知恵を働かせ、彼女に布を織らせるだけで大金を稼ぐことができると思った。彼は考えれば考えるほど嬉しくなって、彼女のことを簡単に手に入れる稼ぎ頭と思い、何人かの家来にその娘を奪い取ろうと命じた。そのお金持ちの侍女がこのことを知ったら、急いで娘の家に行ってそれを伝えた。娘はそれを聞いて、憤慨のあまり「この極悪非道の金持ち、絶対にうちに入らせない」と言いながら、棍棒を持って金持ちのところに突き進もうとした。侍女は慌て娘を引き止め「あなた独力で、あの人たちの相手にはなれない。私から見れば、やはり外に隠れて、彼が諦めたらまた戻ればいい。」と勧めた。この時、そのことを聞いて駆けつけた何人かの同郷人も、しばらく隠れるように勧めた。みんなのことを聞いた彼女は、それを受け入れた。彼女は自分が織った布を糸も残さずに全部片付け、同郷人に別れを告げ、村を飛び出した。